Baldwin & Co.
週末はイギリスのお話です。
さあ、引越す意思をPamに伝えなければなりません。これはとっても辛かったです。Pamが嫌な人だったら、どんなによかったか・・・とさえ思いました(涙)。
でも、ここはがんばって意思を伝えなければなりません。
なんと話そうか、さんざん迷った挙句、正直な気持ちを話すことにしました。
PamもChrisも私の気持ちをわかってくれて、気持ちよくPamの家を出ることができました。と言っても、何かあるとPamやChrisが電話をして来てくれて、年中この家には遊びに来ていました。ロンドンの故郷かな?
引越しまでもいろいろありました。
まず、テレビが欲しかったので、Lootやジャパセンの掲示板で安いテレビを探しました。ジャパセンとはジャパンセンターと言う日本のお店がピカデリーサーカスにあります。ここには日本の雑誌から納豆まで日本のものが手に入ります。
そこで格安テレビを見つけたので、電話をするとPamの家の駅から、数駅北に行った地下鉄の駅で会いましょう、と言うことになりました。
事情を話すと、テレビを持って帰ってくるわけには行かないだろうから、と言ってChrisが車で待ち合わせの駅まで行ってくれることになりました。ほんとなんていい人なんでしょう!
そして、待ち合わせの駅で売買人に会ったのです。その人はちょっと大きめのバンで来ていました。話によると広告していたテレビは売れてしまったと言うのです。電話した時にはまだあるから、と言っていたのに・・・
今、これならあるけれど、とちょっと大きめで当初の金額の3倍くらいするテレビを出して来たのです。心配して車から出て来たChrisに事情を話すと、「No!」と一言。それで話は決裂です。売買人もあっさり「Ok!」と言って去って行きました。
帰りの車の中で、テレビが欲しいんだったら、今部屋で使っているテレビを持って行っていいよ!帰る時に返してくれればいいから、っとChrisが言ってくれるではないですか。
もう、なんでそこまでいい人なの~っと、本当に涙が出て来てしまいました。
そのテレビは私が帰国するまで、ずっと一緒でした。そして今はHelenのFlatにあり、遊びに行った時には、テレビ見てます!